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数塾ブログ 8ページ目

暗記法(記憶のメカニズム)

有名な記憶のメカニズムとして、貯蔵庫モデル(ボックス・モデル)があります。
貯蔵庫モデルとは、まず感覚器官経て、短期貯蔵庫に入り、十分な反復(リハーサル)により、長期貯蔵庫に入るというものです。
 
短期貯蔵庫とは、「記憶が一時的に保管される場所であり、容量が小さい」という特徴があります。
長期貯蔵庫とは、「記憶が半永久的に保管される場所であり、容量が非常に大きい」という特徴があります。
 
短期貯蔵庫に保管される容量は、平均して7±2(5個~9個)の情報しか記憶できないと言われています。
これを認知心理学者のミラーは「マジカルナンバー7±2」と名づけています。
 
つまり、子どもでも大人でも7個程度のことしか一時的に記憶できず、しかもそれを反復練習しなければ、すぐに忘れてしまうのです。
しかし、これは1つのこと(情報)を7個しか覚えておけないのではなく、1つのかたまり(チャンク)としても7個覚えておけるということを意味します。
 
それをうまく利用しているものの1つが、語呂合わせです。
 
例えば、元素記号を覚えるとき、Hは水素、Heはヘリウム、Liはリチウム、…と覚えようとすると、7個程度の元素記号しか一時的には記憶できないことになってしまいます。ところが、「水平リーベ僕の船、…」というような語呂で覚えてみると、20個の元素記号が1つのまとまり(チャンク)となり、より多くの情報を頭に入れておくことができるようになります。
あとは、十分な反復(リハーサル)により、長期貯蔵庫に入れるだけです。
 
このことから、何かを覚えたい、暗記したいときは、有名な語呂合わせはもちろん、1つの情報をより多くの情報と結びつけていくことが、効率の良い学習方法だと言えます。
関係性の深いものは関連付け、1つの情報に様々な肉付け(意味づけ)をし、バラバラの情報としてではなく、1つのまとまりで覚えることが、上手な暗記方法です。
 
1つを1つのこととして覚えるのではなく、1つのまとまり(チャンク)として覚えれば、効率良く暗記できるだけでなく、関連付けによって1つ1つのことへの理解も深まり、応用力もつきます。
 
是非実践してみてください。

5W1Hを意識していますか?

だれが(Who)何を(What)いつ(When)どこで(Where)なぜ(Why)したのか。
また、どのように(How)したのか。
 
問題を解くときにこれらを意識することはもちろん、教科書などを読むとき、何かを暗記しようとするとき。
 
これらのことをはっきりさせながら読んだり暗記すれば、1つのことから10のことを知ることができ、また記憶の定着にも大きく役立ちます。
 
社会の暗記が苦手な子は是非これらを意識して教科書を読んだり、暗記したりしてみてください。
 
記述式の問題への対応力もぐんと伸びていきます。


夢と目標と現実

「目標は高いほど良い」とよく耳にします。
しかし、教育心理学では「やればできそうな目標」がベストだと考えられています。
その例として、バンデューラが提唱した自己効力感理論というものがあります。
 
自己効力感理論とは、
期待効果:努力すればいい結果が得られるという期待
効力期待:その努力を本当に実行できるかという自信
の2つがそろってはじめて、意欲的に努力を続けられるというものです。
 
例えば、
「教科書に書いてあることをすべて覚えればテストで100点がとれる」という期待効果があっても、
「自分にはそれを実行できる自信がない」といったように効力期待がなければ、やる気が起きない。
つまり、「努力すれば良い結果が得られる」という期待効果と、
「その努力ならできる自信がある」という効力期待
の持てる目標がベストだということである。
 
とは言え、子ども達には「大きな夢」を描いて欲しいと思っています。
現実ばかり考え、夢を小さくしたりしないで欲しい。
夢は大きく、目標は現実を見てがベストだと考えています。
夢は大きく持て!
そのために、今自分ができることは何か?
それを目標に頑張ろう!
それが最初の夢とは違う結果になってしまっても、
その努力が無駄になることは決してない。
頑張ったこと、努力したことはことは
必ず全て自分の財産になるから。

道のり・速さ・時間

算数や数学で
「道のり・速さ・時間」に関する問題が苦手な人は多いのではないでしょうか?
特に、これらに関する文章題になると正答率がさらに低くなります。
 
苦手にしている理由はいくつかあると思いますが、
速さについてしっかりと理解していないことが考えられます。
例えば「分速100m」とは、1分間に100m進む速さです。
当たり前のことですが、実はこのことをしっかりと理解していないことがとても多く見受けられます。
 
「分速100mで2時間歩いた道のりは何mですか」
このような問題で「100×2=200〔m〕」といったような解答をよく目にします。
1分間で100mと進むと言っているので、2時間では200mしか進めないわけがありません。
2時間は120分なので、100×120=12000〔m〕になります。
 
「4000mの道のりを20分で走ったときの速さを求めなさい。」
このときに、速さの求め方が分からなかったり、「み・は・じ」を使って解いたりと解き方は色々ですが、「秒速・分速・時速」の意味をしっかり知っていれば、1分間に何m進むかを求めれば良いので、20分間で4000mだから、1分間で4000÷20=200〔m〕だと分かるはずです。
 
数学はさまざまな公式を使って問題を解いていくのですが、公式を覚えて終わりにせず、それぞれの持つ意味をしっかりと理解することを大切にしましょう。

単位に秘められた情報

理科ではさまざまな単位が出てきます。

速さ:「m/s」
密度:「g/cm3
圧力:「N/m2


単位には「計算の仕方」が隠されています。

速さ:「m/s」は「m ÷ s」 → 「道のり(距離)〔m〕÷ 時間(秒)〔s〕」
密度:「g/cm3」は「g ÷cm3」 → 「質量〔g〕÷ 体積〔cm3〕」
圧力:「N/m2」は「N÷m2」 → 「力〔N〕÷ 面積〔m2〕」

速さ・密度・圧力はそれを求める公式があり、それを頑張って覚えている生徒さんも多くいますが、その公式を忘れ、「求め方を忘れて解けない」ということをよく耳にします。

そもそも公式を覚える必要はなく、単位を見るだけで解き方は分かります。
今まで単位に注目していなかった生徒さんは是非単位にも注目してみてください。
 
ただ、さらにステップアップするために、それぞれの意味(速さや密度、圧力とは何なのか)もしっかり考えてみよう!

ノートはとるな!授業は聞くことに徹すべし!

授業を受ける上で最も重要なことは、話をよく聞き「その場で理解する」ことです。
決してノートをとることに一生懸命になってはいけません。
黒板に書いてあることの大半は教科書に載っていませんか?
それを書き写すことに時間の大半を費やし、勉強した気になることはとても効率が悪く危険です。
 
「鉄は熱いうちに打て」
「その場」で理解することがとても大切です。
授業の終わりなど、記憶が新しいうちに、「分からなかったこと」「理解できなかったこと」を質問しましょう。
1つの1つのことを後回しにせず、全て「その場」で完結しておきましょう。
ノートにはメモを取る程度にしておき、後で教科書を見ながら授業を思い出しながらノートにまとめて頭を整理させることで、理解がさらに深まり、記憶の定着にもなります。
あとでノートにまとめる時間が取れない人などは、授業中に教科書などにそのまま書き加えたりするのも良いでしょう。

信じ続ければ叶う(教師の期待)

ピグマリオン効果という言葉をご存知でしょうか? 
教育心理学における心理的行動の一つで、
「相手を信じ、期待すると期待された通りの結果を出す傾向にある」
というもうのです。

これは、アメリカの心理学者ローゼンタールによって次のような実験が行われました。

ある小学校の生徒に知能テストを行い、生徒の名簿を見ながら、ランダムに数人を選び、「この子達は将来成績が伸びます」と学級担任に嘘の情報を伝えたところ、ほんとにその生徒達の成績が他の生徒達に比べて伸びたという実験結果が得られました。
これは学級担任がその生徒達に対して期待のこもった眼差しを向けたこと。
さらに、子ども達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったとされてます。

「子ども達には無限の可能性がある」と期待し、信じよう!
ただそのことがかえって、子ども達にとって過度なプレッシャーにならないようにも注意が必要です。
 


英語の学習法

英語の勉強法で悩む生徒さんはとてもたくさんいます。
今日はそんな生徒さんにぜひ見て頂きたい内容です!
 
例えば次のような問題の場合を考えてみます。
問1 次のカッコ内の単語を適切な形に直しなさい。
① I ( play ) tennis three days ago.
② I ( watch ) the soccer game before dinner.
 
答えは
① played
② watched
ですが、それだけを答えて次の問題に取りかかるような勉強はとてももったいないです。
 
例えば、
問2 日本文を参考に、カッコ内に適切な語を入れなさい。
① 私は3日前、テニスをしました。
I played tennis(    )(    )(    ).
② 私は夕食前にサッカーの試合を観ました。
I watched the soccer game(    )(    ).
 
問2は問1を解いていれば、簡単に正解できる問題です。
しかし、playをplayedだけにすることだけ考え、ただ解くだけの勉強をしていた生徒には少し難しかったようです。
1つ1つの単語の意味を考え、文をしっかり訳しながら問題を解き進めていれば簡単な問題だったはずです。
 
1つの問題から学べることはとてもたくさんあります。
1つの問題から1つしか学ばない勉強ではなく、常に「なぜ」ということを考え、多くの知識を手に入れ“理解を深める”ことが出来れば、効率の良い学習ができます。
ときには、自分で自分に問題を出してみると良いでしょう。

算数・数学のひらめきとは

学生時代に算数や数学の難しい問題を解くとき、ひらめきを感じたことはないでしょうか?
算数や数学が得意な生徒はみなこのひらめきに優れています。 
ひらめきとは、すでに持っている(知っている)知識をつなぎ合わせた結果にすぎません。
このつなぎ合わせの作業を得意とする子は、算数や数学を得意としています。
算数や数学においての覚えなければならないこと(知識)は、他の教科(国語・社会・理科・英語)に比べて非常に少ないです。
そのため、この知識をつなぎ合わせる作業がとても重要になります。
つなぎ合わせる作業は、経験により大きく伸びます。
より多くの(いろいろな種類の)問題を解くことにより、知識と知識の関連付けができ、
また、つなぎ合わせの作業が得意になっていきます。

近年、石川県の公立高校入試問題では記述問題が増えています。
記述問題は持っている(知っている)知識をどのように関連付けて説明するか、 どのようにつなぎ合わせるかが重要になっており、また、それを試す問題でもあります。
 
同様に、金沢錦丘中学校の入試問題でも使われている適正検査のような問題も、同じことが言えます。
ひらめきは、生まれた持った才能ではなく、これまでどれだけ多くの問題を解いてきたか、経験したか、努力したかの結果です。
 
ひらめきは、算数や数学に限らず、他の教科(国語・社会・理科・英語)においても重要です。
また、ひらめきとは創造であり、大人になっても重要であることは言うまでもありません。
算数や数学の勉強は、将来それらを使うお仕事する人のためだけの勉強ではなく、直接算数や数学を必要としない人にとっても、すでに持っている知識をどのように活用するのか、どのようにつなぎ合わせるのかの勉強でもあります。
 
ひらめきは知識があることが前提です。(クリエイティブな人ほど多くの知識を持っています。)
まずは、知らなければいけないこと、暗記しなければならないことなど知識をしっかり身に付けましょう!


算数・数学の勉強の始め方(その1)

たかが計算、されど計算…
算数・数学において、計算は基本です。
計算速度の違いで、同じ時間算数・数学を勉強しても、解ける問題数が大きく異なります。
効率よく算数・数学を勉強するためには、計算速度は不可欠です。
計算速度が早くなる → より多くの問題を解くことができる → 成績UP
→ モチベーションが上がりより勉強が楽しくなる → 成績UP
といったように、良い循環が生まれます。

また、計算速度・正確性も大事ですが、どのように工夫して計算できるかも大事です。 
計算を工夫することは、計算自体の計算速度・正確性の向上はもちろん、頭の柔軟性も養われます。
 
算数・数学の勉強はまず、計算を真剣に取り組むことから始めることをおすすめします。

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