数塾ブログ

【学校も最大限生かす】忙しくとも結果を出す生徒に共通する行動【目的と環境を考えよう】(松任校 高校生館)

こんにちは。
 数塾松任校の橋場です。

 今日は生徒視点で少し思うことを書いてみようと思います。
 今の高校生ってとても忙しい毎日を送っています。
 毎週のように提出課題があり、 部活も土日に練習がある場合も多いものです。
 行事の運営だって生徒主体です。

 大学入試改革に伴い、色々な入試制度への準備や英語資格の勉強もしています。
 進路選びのためのリサーチも大事な時間です。
 そんな忙しい毎日を送る高校生だからこそ、いかに学校の勉強を自分の受験に活かしていくか、という発想が大事になります。
 大学受験は「学校だけに頼り切る」のも、うまくいきませんし、「学校を無駄だと思う」のもうまくいきません。
 大事なのは「自分の目的・目標」に合わせて、学校をどう活用するか、という視点です。
 活用の仕方は、自分の志望校と使う入試形態、自分の今の実力や自分の性格等で千差万別です。
 多くの高校生がやりがちなのは、「学校の授業・教材だけで大丈夫」という考え方や「市販の参考書・問題集だけで大丈夫」という考え方です。

 実はこれ、どちらも極端なんです。

 学校の授業・教材でカバーしきれないものや、説明が追い付いていないものは参考書や問題集を新たに買って補充する必要があります。

 一方、学校の教材が活かせていないと、学校でやる内容と重複する内容をせっかくの自学の時間に費やすことになります。
 大事なのは、自分の志望校合格のために、学校でカバーしきれない範囲を自分でやる、という発想です。 
 学校の内容でカバーできる内容は、学校の授業や教材で身に着けたほうが、結果的に短時間で成果に繋がっていきます。
 どうせ、学校に提出しなくてはいけないものですから、これを丁寧にやったほうが絶対に成績は伸びます。
 あれやこれやと参考書を引っ張り出したり、どれも中途半端なやり方だと、絶対に失敗します。 

 自分の力を信じてやるのは非常に大事であると私は考えます。
 ですが、それは「正しいやり方」を知ったうえで行うべきものです。
 時間が無制限にあり、試行錯誤しながら自分なりのやり方を見つけるのは、
 時間があればそれは是非してほしいものですが、今の高校生には時間がありません。
 その試行錯誤している余裕すらないのです。
 ですから、成績が伸び悩んでいるときに、「自分で勉強時間を増やす」という選択をする生徒がいますが、本当にそれで成績は上がりますか?
 もう一度、自分の学習の仕方、本当にそれでよいか確認してみましょう!

 <補足>
 上記のようなことを書くと、学校が志望校のレベルと比べて簡単なことしかやらない、と勘違いする人もいますが、そうとは限りません。
 学校によっては、明らかに基礎事項を飛ばして必要以上の難易度の問題だけ扱う場合だってあります。
 学校の授業では説明されない基礎的な内容を自学する必要もあるんです。
 それに最近は、【市販されていない学校用教材のアップグレードが著しく、かなり大学受験に役立つものになっています】。
 市販のものと異なり、毎年のように改訂され最新の問題を載せてあるのも学校用受験向け教材の大きなメリットです。
 そして、そういった時間を有効に使っていこう、という考え方が身に着くことにより、例年、ただのパターン演習に陥らず、応用力を問われる本番に強い生徒が巣立っていきます。
 生徒によって、学校をメインにし補充として塾を使うべきなのか、学校をサブにして自学や塾をメインにすべきなのかは変わってきます。
 大事なのは、目標と自分の実力、学校が提供する環境を知り、どう学校の時間を活かしていくか、です。

松任校 高校生館 教室長