数塾ブログ

中学、やっぱり3年生から、いや高校生、うん受験生になったら本気出すわ②(金沢校)

 こんにちは。
 数塾金沢校の山本です。
 さて、前回はいわゆる高校受験ゴールのお話しでした。
 個人的には中々に生々しい話だったんですが、公立神話の続く石川県では受け入れられにくいかもしれませんね。

 「知り合いの子は塾もいかずに旧帝大に受かったよ」
 「うち子は高3から必死にやって合格してた」
 「逆転合格って最近よく聞くし、塾の営業トークじゃないか。」

 おっしゃる通りです。
 どれも本当に尊いことで、そういう子がいることは否定しません。
 実際にうちの職員にも、塾も予備校も、参考書すら使わず最難関大学に合格した猛者が数名います。

 ちょっとイヤ~な数字の話をしましょう。
 月間北國アクタス2021年6月号を参考に、昨年の各高校の合格者数をまとめていきます。
 すべて浪人込みの数字であることに注意してください。
 まずデータのわかる約40校、現役生およそ9000人ですから浪人込みで9500人くらいとしておきましょう。
 このうち国公立大学に進学するのは2200名くらい(24%)、国立は1600人くらい(約17%)です。
 さて、我らが地元の雄、金沢大学となると何人でしょう。
 およそ470人、全体の5%が合格しています。
 「とりあえず金大くらい言ってくれれば...」とおっしゃる保護者の方は多いですが、少なくとも県内上位10%くらい、進研模試の県内偏差値では63くらいは必要です。
 さて難関10大学となるとどうでしょう。
 こちらは276人、全体の3%になりました。
 単純な難易度の比較がしやすくなってくるので、これはほぼ上位3%と言い換えてもいいでしょう。

 まだまだ行きます。
 最難関大学(東京・京都・一橋・東工大)77名、0.81%
 医学部医学科50名、0.55%
 医学部医学科の現役に限ると33名、0.36%

 いや~高い壁ですね。
 1年や2年の努力で超えらるでしょうか。
 どんな場所にもレアケースは存在します。
 高校から野球を初めてプロ野球選手になった人もいるようですが、それを根拠に「君も頑張れば落合博満になれる!」って言ってる指導者、信用できそうですか?

金沢校 教室長