数塾ブログ

数学ができるようになる極意①(松任校 高校生館)

皆さん、こんにちは。松任校高校生館の橋場です。
学校が休校になって、家で学校から出た課題に取り組んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで、今日は「数学ができるようになる極意」のうちの1つをお話しします。
 
極意①:数学が「できる」ようになるには、まずは徹底した基本の反復練習しかない
 
野球部の人へ。テレビで大リーグ中継を見ているだけで野球が上手くなるでしょうか?
吹奏楽部の人へ。プロの演奏をCDで聴くだけで楽器が上手くなるでしょうか?
そんなわけないですよね。見ているだけで、聞いているだけでは絶対に上達しません。
スポーツの場合、筋トレをしたり、走り込みをしたり、 一見、競技とは関係ないような基礎訓練を積み重ねることで、体力がつき、競技力の向上に つながるのです。
基礎トレーニングなしにいきなり試合が良いプレーができるわけありません。
音楽の場合も同じ。音階練習を何回も何回も繰り返してこそ、綺麗な音が出せて、 曲が演奏できるのです。
つまり、ある技術を習得するには、頭でわかっているだけでは駄目で、 身体に覚えこませる必要があるのです。
どんな状況でも、頭より先に無意識に身体が反応するくらいじゃないと 「身に付いた」とは言えません。
このことは勉強でも同じだと思います。
ボ~ッと授業を聞いているだけ、映像を見ているだけ、では 絶対に力はつきません。
何度も何度も、手を動かして問題を解き、身体に覚えこませることが大切なのです。
数学者の小平邦彦氏も「わからないときは繰り返しノートに書き写して見ると大抵の場合 わかるようになる。
わからない証明を繰り返しノートに写す、というのが数学の一つの 学び方であると思う」と述べておられます。
つまり、基本問題を何回も解いて(覚えるくらいにノートに写して)、 解法を自分のモノにすることです。

松任校 高校生館 教室長